〈ウィークナイトパスポート〉もったいない?|アラサーひとりディズニー記録

ディズニーランド・イッツァスモールワールド 千葉

2025年6月。ずっと憧れていたひとりディズニーに行ってきた。公式サイトや公式アプリ、Youtubeなどで予習は万全。

今回は、ひとりディズニーやアフター5(正式名称:ウィークナイトパスポート)が気になっている方に向けて、私が実際に体験して感じた注意点やポイントを紹介します。混み具合や、時間配分などが参考になれば幸いです。

〈ウィークナイトパスポート〉ディズニーどのくらい楽しめる?

最初に、17時入園でどのくらい楽しめたかを紹介。

●楽しめたアトラクション数
 A. 7個

●入れたレストラン数
 A. 1か所

楽しみ方は人によって違うと思いますが、私の一番の目的は「アトラクション」で、食事は二の次、お土産はもともと買うつもりがなかったので、上記の結果となりました。

利用したかったアトラクションには大体乗ることが出来、かなり満足。体力的にも季節的にも1日中活動するのは厳しくなってきているので、ウィークナイトパスポートで十分楽しめると感じました。

詳しいアトラクション内容や移動については、後ほど「記録」にて紹介します。

ディズニー・チケットの種類

項目1デーパスポートアーリーイブニングパスポートウィークナイトパスポート
大人¥7,900 – ¥10,900¥6,500-8,700¥4,500 – ¥6,200
中人¥6,600 – ¥9,000¥5,300 – ¥7,200¥4,500 – ¥6,200
小人¥4,700 – ¥5,600¥3,800 – ¥4,400¥4,500 – ¥6,200
備考入園日とパークが指定されたチケット。開園時間から1日楽しめるチケット休日の15時から指定したパークに入園できるチケット平日(祝日を除く)の17時から指定したパークに入園できるチケット
2025/06/19時点の情報です

現在ディズニーでは、主に3種類のチケットがある。1日かけて楽しめる「1デーパスポート」のほか、休日の15時から利用できる「アーリーイブニングパスポート」と、平日の17時から利用できる「ウィークナイトパスポート」だ。

今回私は平日の17時から利用可能な「ウィークナイトパスポート」で東京ディズニーランドを楽しむ。

なお、2025年7月2日(水曜日)から2025年9月15日(月曜日)を入園日に指定する場合には、平日・休日関係なく「アーリーイブニングパスポート」「ウィークナイトパスポート」を利用可能とのこと。

アフター5(ウィークナイトパスポート)利用時の注意点

●アフター5(ウィークナイトパスポート)利用時の注意点

  • ワゴンによっては17:00頃に閉まるものがある
  • アトラクションによっては17:00前後に案内終了するものがある
  • カフェ・レストランによっては17:00過ぎに閉まるところがある

今回ウィークナイトパスポートを利用して感じた注意点は上記の3点。ワゴンやアトラクションに関しては、事前にリサーチ済みだったのですが、カフェ・レストランの閉店時間は爪が甘く…行きたかったカフェ(トゥーンタウンのテラス)へは行けなかった。

行きたいカフェ・レストランや、食べたいもの、乗りたいアトラクションが決まっている人は、事前に案内終了時間も調べていきましょう。

また大まかで構わないので、エリア同士の位置関係も把握しておくと移動がスムーズです。

余裕のある人はパレードの時間も併せて調べておくと、移動でパレードとかち合わないようにしたり、パレードでアトラクションが空いている時間がわかったりするのでより良いでしょう。

初ひとりディズニー記録

16:12 舞浜駅着

朝からディズニーランドに行くとなると、いつもストレスに感じていたのが西船橋から舞浜駅への電車の混雑具合。夕方とは言え、自分と同じように夕方からディズニーに行く人で混んでいるんじゃないか…、と少し警戒しながら駅のホームへ上がったが、そんなことはなく、座ることこそできなかったが人との距離の近さでストレスを感じることはなかった。

16:14 ボンボヤージュ

指定された入場時間より一時間近く早く到着したので、ランドへ向かう途中にあるボンボヤージュで夢の国への慣らし。店内には今にも飛び立ちそうなダンボや、ミッキーの大時計など思わず写真に収めたくなるような装飾がたくさん。

また、季節のカチューシャや、キャラクターの耳がついた扇風機など様々なグッズが並んでいて胸が躍る。

ディズニーランド

17:00 入園

電車の空き具合に余裕を感じて開園まで舞浜駅の近くをぶらぶらしていたが、16:40過ぎにパークのほうへ行くと何やら列ができている。ウィークナイトパスポート保持者たちが、少しでも早く入園できるように、とすでに手荷物検査を終えて入場ゲートの前に並んでいたのだった。

私も急いで手荷物検査を終え、入場ゲートの列に並ぶ。若いカップルや外国人観光客が多いが、ちらほらと一人で来ている人もいる。初めてのひとりディズニーで多少緊張していたが、自分だけではないのだ、とほっと胸を撫でおろした。

17:00を過ぎると、少しずつ列が進み、17:04には入園することができた。現在はドナルドが主役のイベントの最中。入園すると、アーケードの入り口にドナルドのチャーミングな顔が飾られていた。

本当はゆっくりと写真を撮って回りたいものだが、17時入園で時間は限られている。乗りものを楽しみたい私は、早足にゲートを通り抜けた。

17:06 〈乗り物1つ目〉スターツアーズ

ディズニーランドに来たら、必ず乗るアトラクションのひとつがスターツアーズ。いつもなら入園して真っ先に行くシンデレラ城前まで行かず、アーケード半ばの小道を右へ折れて、スターツアーズのあるトゥモローランドへとショートカットした。

待ち時間はほぼなく、ずんずんと館内を進む。馴染みあるC-3POの声を聴きながら、前の人に続いてどんどんと進んだ。

今回の裏テーマは「スターツアーズで指名手配犯」にされること。なんとなく後列の人が指名されやすい印象だったので、後ろのほうの席だと良いなぁなどと思いながら案内を待つ。

通されたのは前から2列目の右から2番目の席。うぅんこの席だと厳しいか。

私の直前に並んでいたのも一人で来ているらしい男の子で、彼は随分ディズニー通らしく、頭と首にカチューシャをひとつずつつけ、ディズニーキャラクターのプリントされた大きなトートバックを持っていた。

結局指名手配犯はそれらしいスキンヘッドの男性が指名され、私はただ宇宙空間の冒険を楽しんだ。外国の観光客も一緒に乗っていたのだが、彼らは敵が現れるたび「Oh Yeah!」「Kill him!」などと叫ぶので、それも相まって余計に非日常を感じることができた。

ディズニーランド・ホーンテッドマンション

17:40 〈乗り物2つ目〉ホーンテッドマンション

スターツアーズに乗り終えると、そのまま向かったのはホーンテッドマンション。道中、シンデレラ城付近でパレードに遭遇し、少し足止めをされたが18時前にはたどり着くことができた。(パレードに興味がないわけではないのだが、今回は乗り物に多く乗りたかった)

私が小学生の頃はホーンテッドマンションと言えば、40分、50分と並ぶことが当たり前だったのに、この日はなんと13分待ち。流れるように館の中へ通された。

初めてホーンテッドマンションに乗った時は、てっきりお化け屋敷の類だとばかり思っていたので、ものすごく緊張した。いざ乗ってみると、おぞましさ以上にユニークな驚きに満ちていて魅了された。

以後、ディズニーランドに行ったら必ず乗っているが、ひとりで乗るのは初めて。改めて乗ってみると、真っ暗闇のなかで耳元から案内人の声がするのは中々不安な気持ちになるもので、暗闇の端々でいもしない虫や蝙蝠の羽ばたきを見つけもした。

ディズニーランド・ミッキーのフィルハーマジック

18:00 〈乗り物3つ目〉ミッキーのフィルハーマジック

あわてんぼうで悪戯好きなドナルドがミッキーの魔法の帽子と一緒に様々なディズニーキャラクターの世界を旅するショートミュージカル。3Dメガネのおかげで、夢の世界がより近くに感じられる。

ディズニーランド・イッツァスモールワールド

18:21 〈乗り物4つ目〉イッツァスモールワールド

ミッキーのフィルハーマジック鑑賞後、すぐに向かったのはイッツァスモールワールド。いつもは最初か最後に乗るのだが、この日は効率重視。

待ち時間10分程度で、すんなりと通された。現在はマーベルとコラボしており、たくさんの人形に隠れてグルートやマーベルのヒーローたちがいた。個人的にはグルートに虫眼鏡で覗かれるアントマンが可愛かった。

なお、このWith グルートは2025年6月30日までの期間限定。気になる方はお早めに。

18:47 トゥーンタウン

子供の頃、立ち入るたびにワクワクしたトゥーンタウン。実はこの日、ほとんど食事をとっていなかったので、お腹はペコペコ。

トゥーンタウンにある「ヒューイ・デューイ・ルーイのグッドタイムカフェ」で、スプリングロールと新作のハンバーガーセットを食べようと思い、立ち寄ったのだが、何やらテラスには人っ子一人いない。

おや?と怪訝に思い、販売カウンターのほうを覗くとシャッターが下りていた。念のためにアプリで営業時間を調べると、18:00には閉まっていたことが判明。(営業時間は日によって異なる)

すっかりスプリングロールの気分だったので残念な気持ちを抱えつつ、また次来た時の楽しみにとっておくことに決め、次の目的地を再設定するためアプリの地図を開いた。

18:52 〈乗り物5つ目〉美女と野獣

トゥーンタウンからやってきたのは「美女と野獣」。お腹が空いていたので先にご飯か…?と思ったのだが、待ち時間が40分と短かったので、先に乗ってしまうことにした。

実は「美女と野獣」のアトラクションに乗るのは初めて。子供の頃から一番好きなディズニープリンセスはベルで、アニメはもちろんのこと、2017年に公開された実写版映画は公開期間中に5,6回、劇場へ足を運んだ。

先に感想を一言でいうと、「すっばらしい!!!」。

まだ乗っていない「美女と野獣」好きな人は、ぜひご自身の目と心で体感してほしい。ネタバレをされたくない方は、飛ばして読んでください。

フランスのシャンボール城がモデルと言われている美女と野獣の城。

白と青を基調とした洗練された雰囲気のシンデレラ城とは異なり、歴史を感じるくすみがかった壁と、ほこりかぶったバラ色の屋根は、どこか哀しく、しかしぬくもりを感じさせる。

ベルの噂話をするコグスワースとルミエール。

お城の中へ踏み込むと、そこはよく知った美女と野獣の物語のなか。

野獣が醜い姿になってしまった経緯がステンドグラス風に壁に映し出されるところから始まる。

ゲストはお城の中をアトラクションまで徒歩で移動するのだが、その道中がまた楽しい。「美女と野獣」が好きな人は、懐かしさと愛おしさで胸がいっぱいになるのではないか。

上記の写真は、アトラクション直前にコグスワースとルミエールがベルの噂話をしているところ。「彼女なら彼を愛してくれるかもしれない」と。

その背後では、ベルに対して「自分の親切をなぜ受け取らないんだ」と憤る野獣の大きな影が映し出されている。野獣の凝り固まった優しい心と不器用さのあふれる、個人的に大好きなシーンなので、ここが現実に再現されていることに驚き、とても嬉しかった。

そしてこの場面を抜けると、ついにアトラクションへの乗り場がある。この乗り場がまた素晴らしいのだ。調理場と思しき広間で、半円状の乗り場には一定間隔でキャストさんが立っている。案内された場所で乗り物を待っていると、四方から大きなティーカップが躍るように現れ、バラバラに入ってきたはずなのに1客ずつ「ぴたっ」「ぴたっ」「ぴたっ」と一定の間隔で整列する。その整然としている姿に、もう感動でたまらず、乗車前にもかかわらず涙が溢れそうだった。

乗り物は前後2列で、合計8人乗り。私は最前列の一番右側に案内された。乗車すると、また1客ずつティーカップが動き出す。すぅっと重たい物語の扉が開き、案内されたのはダイニング。かの有名な曲「Be Our Guest」に合わせて食器や調理器具たちが踊る。その楽し気な雰囲気といったら。

次いで、ベルト野獣が心を通わせ始めるクリスマスの場面や、ふたりの気持ちが通じ合うダンスなど、美しい場面へ案内され、「そうか。美女と野獣の中でも朗らかな場面をめぐるアトラクションなのかな」と思っていると、重たいブーツの足音に野獣の息の根を止めようとする金属のカチッカチッと擦れる音、そして「野獣を倒せ」という叫びが響いた。

ライトアップされた美女と野獣の城

あらためて野獣とは何を指すのか、醜さは何がそうさせるのか、など考えさせられた。結局、50分ほど並んだが、写真を撮る以外は一度もスマートフォンを開かなかった。本当に装飾が素晴らしかった。まだまだ写真を撮ったのだが、ぜひご自身の目で感じてほしいのでここまでにしておこう。ただ最後に1枚。

家紋にも描かれているユリが印象的な照明。ユリは家紋によく使われる花ですが、「純潔の象徴」とされており、特にフランスの王室ではよく使われる模様とのこと。

「美女と野獣」、とてもよかった。またアニメーションと実写の両方の映画を見てから行こう。

19:50 夕食 at 「トゥモローテラス」

ようやく食事。ディズニーキャラクターの中でもフォルムが大好きなベイマックスのハンバーガー。2025年4月に販売開始されたばかりのバーガーで、ミートパティのほか、テリヤキチキン、オニオンマヨネーズフィリングが入った、かなりボリューミーなハンバーガー。

せっかくだからとセットにしたのだが、食べ終えるころにはベイマックス顔負けくらいにお腹がぱんぱん。空腹の胃袋に、こってり美味しいハンバーガーは中々こたえた。

ベイマックスバーガーは包み紙も可愛い。上手に写真を撮れなかったのだが、ベイマックスをイメージしたと思しき白いバンズにもベイマックスの目元がプリントされていて、心くすぐられる。休憩時間すら楽しいなんて、まさに夢の国。

20:22 〈乗り物6つ目〉プーさんのハニーハント

ベイマックスバーガーのセットをぺろりと食べ終え、やってきたのはプーさんのハニーハント。トゥモローテラスでアトラクションの待ち時間を調べたところ、14分と表示されていたので、運動のためにも早足でやってきた。

アトラクション前に着くと、キャストのお姉さんが「1(イー)4(ヨー)ですよ~」と両手を使って待ち時間を知らせていた。(ご存知のことと思うが、イーヨーとはプーさんに出てくるロバのぬいぐるみ。おっとりのろまな感じが可愛くってたまらない)

プーさんのハニーハントは子供の頃、特に好きだった乗り物。乗り終えると、アトラクション付近のワゴンで「はちみつ味」のポップコーンを買って食べるのが恒例だった。

プーさんは1人や2人で行くと基本は相乗りなので、どのような組み合わせになるかと思っていたら、ご年配の夫婦と3人で乗ることに。ご夫婦が前列で、私はひとり後列。なんだか両親を夢の国へ連れてきた親孝行な娘になったような気分だった(勝手に)。ご夫婦だけでディズニーランドへ来るなんて、きっと仲が良いのだろう。同じことを楽しめるって素敵だなぁ、と幸せのおすそ分けをされた。

20:30 〈乗り物7つ目〉ピノキオ

子供の頃、「甘い話には裏がある」「嘘をつくことの恐ろしさ」など様々な教訓とトラウマをくれた作品「ピノキオ」。映画自体は、初めて見たときのインパクトが強すぎて繰り返し見たことはないように思うけれど、教訓をくれる以上に物語の世界観が好きで、アトラクションは入園するたびに乗っている。

20:50 退園

21:00の閉園時間より少し早くに退園。愉快な音楽とにぎわう人々のざわめきを後ろに、すこしでも空いている電車で帰ろうと早足に舞浜駅を目指した。

まとめ|ひとりディズニーでも人目は気にならない

初めてのひとりディズニーランド。ディズニー通で毎月のように通っている妹から「ひとりの人多いから気にならないよ」とは聞いていたが、それでも心配していた「他人の目」。

いざ入園してみると、妹の言うとおり、ソロゲストの多いこと。スターツアーズでも、ミッキーのフィルハーマジックでも、美女と野獣でも、ソロゲストさんと隣になった。皆さん各々、幸せを噛みしめるように楽しんでいた。

ひとりで行くと、ほかの人と行くよりもじっくりと装飾やストーリーを楽しめるので、新たな発見も多く、面白かった。今度はその新たな発見をもとに、さらなる発見があるかもしれない。

多少寂しさはあったので、ひとりでも楽しみつつ、たまには誰かと行きたい。

以上、初めてのひとりディズニー記録でした。長文にお付き合いくださった方、どうもありがとうございました。どなたかの参考になれば幸いです。

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