JR東日本の一部列車に連結しており、快適な移動を可能にするグリーン車。
慣れない仕事で心身共に疲弊して、シフト制ゆえに不規則な生活を送っていた当時、時たま「ご褒美」に利用していた。
先日何気なくスマホのアルバムを見返していたら、グリーン車での晩酌をまとめたフォルダを見つけたので、それをまとめようと思う。
グリーン車とは|値段・購入方法
JR東日本の一部列車についている車両の一種で、通常の乗車券にプラスしてグリーン券を購入することで利用できる。
リクライニングできる座席には折り畳み式のテーブルがついているので、食事をしたりパソコンやノートを広げての作業も可能。
座席には限りがあるので、グリーン券を持っていれば誰でも座れるわけではないが、身体を休めたい時や仕事をしながら移動したい時におすすめ。
グリーン券の値段は
| 営業キロ | Suicaグリーン券 | 通常料金 |
|---|---|---|
| 50kmまで | 750円 | 1,010円 |
| 100kmまで | 1,000円 | 1,260円 |
| 101km~ | 1,550円 | 1,810円 |
グリーン券の値段は2025年3月以降、改定されており、2025年10月時点では平日・土日祝日など関係なく通年同一価格で距離によって上下する。
購入方法によって値段が変わる点や、座席が満席でデッキに立っている場合でもグリーン券が必要になる点に注意。
◆券種の違い
・Suicaグリーン券…モバイルSuica(アプリ)から購入した場合や、Suica(磁気券)にグリーン券の情報を書き込んで利用する場合
・通常料金…グリーン券を紙で発行した場合、グリーン車内で購入した場合等
グリーン券の購入方法
先の見出しで、グリーン券の値段が購入方法によって変わると書いた。今回は「Suicaグリーン券」の扱いになる購入方法のみ記録します。今回紹介する方法以外は、「通常料金」扱いになると思っていただいて結構です。
モバイルSuica(アプリ)での購入方法
◆購入方法
- スマホ上でモバイルSuicaのアプリを起動する
- 画面下部にある「グリーン券」の項目をタッチする
- Suicaグリーン券メニューから「新規購入」をタッチする
- 乗車駅と降車駅を入力し、「次へ」を選択
- 購入内容の確認画面が表示されるので、値段など確認した上で間違いなければ支払いを完了させる
使用する時には、スマホを座席上部の「グリーン券情報読み取り部」にかざすだけ。
自動券売機に並ばずとも、場所を選ばずに購入できるので、もしモバイルSuicaを使っているのであれば、断然こちらの購入方法がおすすめ。
Suica(磁気券)にグリーン券情報を記録する購入方法
◆購入方法
- JR駅構内にある「きっぷ・チャージ」と書かれた自動券売機へ行く
- 画面左端にある「グリーン券」の項目をタッチ
- 「Suicaグリーン券」をタッチ
- 券売機にSuica(磁気券)を挿入、もしくはタッチする
- 降車駅の路線名をタッチし、降車駅を選ぶ
- グリーン券の情報が記録されたSuicaが手元に戻る
※この購入方法の場合、購入した駅~降車駅までのグリーン券が発見されます
なお、駅構内にあるグリーン券自動販売機からも購入可能。ただしその場合には基本的にチャージ残高から支払いされ、不足している際には現金1,000円までしか投入できないので注意が必要。
グリーン券自動券売機は、基本的にグリーン車の停車位置付近にあります。
グリーン車でしてはいけないこと
◆グリーン車でしてはいけないこと
- グリーン券を購入しないで利用する
(事前に購入できなかった場合に、車内で購入することは可能です) - 周りの乗客に迷惑のかかる行為
- デッキを含むグリーン車内での通話
- 匂いの強い食べ物を食べる
基本的に、人に迷惑のかかることは当然ながらNG。グリーン車の快適さは、乗客のマナー・思いやりあってこそ成立する。
グリーン券について、満席で座れずにデッキに立っている場合にも必要なので気を付けよう。
もし座れずに払い戻しを希望する場合、車内では対応していないので、駅の窓口やアプリ内から手続きを行う必要がある。
私のグリーン車ご褒美晩酌記録
さて、ここからは私のご褒美晩酌日記。
過去の写真を見返していて思ったのだけど、もしかしたら人によっては不愉快な気持ちになるかもしれない。
特に、食べ物の匂いについて。個人的には、隣の座席まで匂いが届くようなものは食べていないつもりだけれど、人によっては写真を見て「いやいや、それは匂い強いでしょ」と思う人もいるかもしれない。
その時は、優しく教えていただけると幸いです。今後も快適にグリーン車を利用できるよう、注意していきます。
2023年12月3日|ミートソーススパゲティ

会社の最寄り駅にあるニューデイズで買ったミートソーススパゲッティ。このニューデイズは、レンジが入口の脇に置いてあって、自分で温める方式だったな。
もうこの頃勤めていた会社は辞めているので、少し懐かしい。
12月11日|明太子バタースパゲティ

グリーン車を普段使いするようになるまで、あまりコンビニでお弁当を買ったことがなかった。いざ利用してみると、楽だし美味しいし、心も体も満たされる。
この日はフライドチキンとレモンサワーも買っているよう。

フォークの刺さった品のない写真でごめんなさい。自分の記録用で撮影しただけなので、映えも品もクソもない。フォークはお弁当用に持参した木製のやつ。
それにしても、ひどい写真。
12月18日|焼きそばとバジルサラダ

この焼きそば(正式名称不明)、とっても美味しかった記憶。この頃、セブンの「たことブロッコリー バジルのサラダ」が流行っていて、気になって買ってみたんだっけ。
この頃の会社に勤めるまで、電車の中で飲酒するという価値観は持ち合わせていなかったのだけれど、気づけば一刻も早く飲まずにいられなくなっていた。
通勤時間も約1時間と長かったので、たとえ21時に退社できても家に着くのは22時過ぎ。そのうえ不規則で、朝6時前に家を出る日もあったのが私には少し辛かった。
耐えて働いている人たち、本当にすごい。なろうと思っても、なれなかった。
12月30日|醤油唐揚げおにぎり

接客業なので、年末だろうと関係なし。この時のグリーン車は特に空いていて快適だった。
12月31日|フライドチキン

ニューデイズのチキン大好きで、よく買っていたな。
1月2日|あんまん

冬になると食べたくなる、あんまん。この紙の包ごしに受け取った時の、温もりと柔らかい手触りだけで疲労がすぅっと浮かばれる。

「こしあん」と名前が刻印されている。丸っこい字でかわいらしい。

疲れている時は、甘いものに限る。
1月3日|コーンスープ

これは朝に利用した日。朝6時頃なので、あったかいコーンポタージュと、自宅から握ってきたおにぎりを。冬になると自販機に姿を見せる、あったかいコーンポタージュって自宅で淹れるのとは全く違う特別感がある。
1月7日|しじみ汁と朝ごはん

これも6時すぎ。駅のホームで買ったしじみ汁と、家で作ってきた卵焼きとおにぎり。

食後のデザートにはトッポ。朝のグリーン車は大抵空いているけれど、たまに朝帰りの酔っ払いが乗ってくることがある。
ただ寝ているだけなら良いのだけど、お酒が残っているからか、大きな声でしゃべっていたりスピーカーで音楽をかけていたりする人が稀にいて、そうすると嫌な気持ちになっていたな。
1月31日|カニの自家製トマトクリーム

パスタ。この日は仕事が中々終わらず、電車に乗ったのが22時過ぎ。目についた中で、一番カロリーの高そうなパスタを手に取った。

美味しかった。かなりこってりクリーミーだったのに、食べ終えると、何となく物足りなさを感じたことを覚えている。
2月23日|ジャスミンティー

上記の写真は朝。この日は特に食べ物は持ち込んでいないよう。ちなみにTOEICの勉強はちっとも進まないまま2年が経過した。

これは仕事の帰り。グリーン車内の写真はなかったものの、お腹が空きすぎて、ホームでチキンにかぶりついていた。22:30過ぎ。
3月9日|甘酢いかと納豆で飲む

レモンサワーと甘酢いか、納豆巻きという妙な組み合わせ。甘酢いかのおつまみ、好きなのだけど値段が張るからあまり食べないので、これはご褒美ラインナップだ。
コンビニ各社で売っている手巻き寿司タイプの納豆巻き、大好きなんだよなぁ。
3月13日|チーズドック

このクリームチーズがたっぷり入ったチーズドックは子供の頃に好きだったおやつ。家族でプールへ行った帰り、売店で買ってもらっては、帰りの車で食べていた思い出。
別に今は特別好きなわけではないが、たまに当時のことを思い出して食べたくなる。
4月23日|タコスで飲む

商品名が隠れていてわからないのだけど、たぶんタコス。唐揚げとサラダが入っているらしい。
この日はまだ空が明るい。18時前に退社できたようだ。
5月5日|手巻き寿司とコーヒー

撮影した時間を見ると朝の6時過ぎ。朝からコンビニに立ち寄って手巻きずしを買ったようだ。まぐろユッケと納豆。おそらくファミマ。
この少し前、十数年間、一緒に過ごしていた犬を看取った。そのせい、とは言わないけれど、それもあってこの後段々とメンタルがふさぐようになる。
5月10日|チャーシュー高菜おにぎり

これが最後。チャーシュー高菜おにぎり。
先の見出しで、メンタルが塞ぎはじめたと書いたけれど、この数週間後、突然仕事へ行けなくなって、そのまま退職した。
もう1年以上前の話。今はだいぶ回復したけれど、一時はベッドから全く起き上がれなかった。
最後に|通勤時間をすこしでも快適に
通勤時間の長さはストレスに大いに影響する。特に満員電車。いろんな人の匂いが充満していて意識が朦朧とする中で、他人の足を踏まないか、他人に不必要に触れてしまわないか、と気を張らなくてはいけない。
グリーン車を利用することで、私はそのストレスがかなり緩和されていた。
始めの頃は、値段が高いと感じていたけれど、他人と一定の距離が保たれることや、高い確率で席に座れることなど、快適さを考慮すると、あの価格はちっとも惜しくない。
休みの日は疲れて遊びに行く気力がないことも多かったので、その代わりにもなっていた。グリーン車でゆったり帰る、それを予定に組み込むだけで、一日をどうにか耐えられた。
グリーン車様様。
仕事を辞めて以来、もう一年以上グリーン車には乗っていないけれど、また近いうちに利用したい。


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